青森県高校野球の激戦
青森県の高校野球界は、今夏も熾烈な戦いが予想されます。春の選抜大会では、青森山田と八戸学院光星の両校が出場し、青森山田がベスト8に進出、八戸学院光星も初戦を突破するという結果を残しました。しかし、春の県大会では新たな勢力が台頭し、夏の覇権争いが一層激化しています。春の県大会決勝では弘前学院聖愛が青森山田を下し、八戸工大一が八戸学院光星を破りました。これにより、青森県内の高校野球シーンはますます注目を集めています。
弘前勢の実力校
青森県内の高校野球には、弘前市勢が強力な存在感を示しています。春の県大会でベスト4に進出した進学校弘前高校、秋の大会でベスト4に輝いた弘前南高校、そして好投手を擁する東奥義塾と弘前東高校といった実力校が揃っています。特に、弘前市勢の充実ぶりは夏の大会に向けて大いに期待されています。
注目選手の紹介
ここでは、注目選手をポジションごとに紹介します。まずは投手から見ていきましょう。
投手
金渕光希(八戸工大一)
183㎝、83㎏、左投左打。強い体から繰り出す各種ボールが持ち味。特に右打者の内角、左打者の外角に決まるストレートは圧巻です。春の県大会準々決勝では八戸学院光星を完封しました。
櫻田朔(青森山田)
185㎝、83㎏、右投右打。大きなカーブと速球が武器。ストレートは140キロを超え、関浩一郎との相乗効果でチームの投手力を支えています。
関浩一郎(青森山田)
186㎝、85㎏、右投右打。長身から放たれる全力のストレート、スライダー、カーブ、チェンジアップを駆使し、昨秋の東北大会では22奪三振を記録しました。
本田茂仁(東奥義塾)
176㎝、70㎏、右投右打。ストレートは130から140キロの威力を持ち、安定感のある投球が特徴です。
洗平比呂(八戸学院光星)
178㎝、80㎏、左投左打。甲子園の経験豊富な投手で、140キロのストレートと制球力抜群の変化球で打者を翻弄します。
岡本琉奨(八戸学院光星)
176㎝、85㎏、左投左打。質の高いストレートが魅力で、安定した投球を見せます。
工藤龍右(弘前東)
168㎝、64㎏、左投左打。巧みな駆け引きが持ち味で、相手打者を翻弄します。
吹田志道(弘前学院聖愛)
188㎝、83㎏、右投右打。柔軟性が高く、将来を期待される選手。ストレートは浮き上がるようなノビがあり、制球力も兼ね備えています。
野手
橋場公祐(青森山田)
捕手、182㎝、84㎏、右投右打。多様な投手陣をリードし、チームの精神的支柱として活躍しています。
吉川勇大(青森山田)
遊撃手、182㎝、84㎏、右投右打。大型の遊撃手で、力強いスイングが特徴です。荒々しさの中にも器用な面があります。
砂子田陽士(八戸学院光星)
外野手、174㎝、76㎏、右投左打。昨秋の骨折から復帰し、ヒットメーカーとして夏の大会での活躍が期待されています。
今野航来(八戸工大一)
外野手、172㎝、70㎏、右投左打。50メートル6秒を切る俊足が魅力で、俊足を生かしたプレーが光ります。
内山英太(弘前学院聖愛)
外野手、174㎝、79㎏、右投左打。判断力に優れ、ガッチリとした体形で俊足を誇り、パワーとスピードでチームを牽引します。
注目校をランク別に紹介
青森県の注目校をランク別に紹介します。
ランクA
青森山田
弘前学院聖愛
ランクB
八戸工大一
八戸学院光星
ランクC
弘前
三沢商業
弘前南
東奥義塾
弘前東
ランクD
八戸西
青森明の星
大湊
八戸
弘前工業
八戸聖ウルスラ
単独廃校ルール
青森県では、部員不足のチームに対して特例措置がなされる「単独廃校ルール」が適用される場合があります。例えば、柏木農業には弘前学院聖愛の部員7人がレンタルされています。聖愛の原田一範監督は、このチームを「チーム柏愛」と名付け、公式戦での指導を行っています。春の県大会では惜しくも一回戦敗退となりましたが、夏の大会に向けて「1勝を目指す」と意気込んでいます。
まとめ
青森県の高校野球シーンは、青森山田や八戸学院光星を中心に激しい覇権争いが繰り広げられています。特に弘前勢の台頭や、注目選手の活躍が期待される夏の大会は、見逃せないものとなりそうです。各校の注目選手たちがどのようなパフォーマンスを見せるのか、今後の展開に注目です。
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